一台三役の3Dプリンター!Snapmaker2.0をクラウドファンディングでゲットしたのでレビュー
snapmakerとは
中国の企業が開発した、一台で三つのことができちゃう工作機械です。
近年の物づくりには欠かせない、コンピュータ制御を使った加工がありますよね。
なんと、これらすべてがこの1台で出来てしまいます。オプションなどではなく、製品に最初からこの3つのモジュールが付属しています。
snapmakerはkickstarterでクラウドファンディングを行い、この製品を完成させて支援者のもとへ届け、大きな飛躍を遂げました。今回紹介するのはその後続品であるsnapmaker2.0です。
2.0での変更点
はじめのモデルにはなかった、大きなサイズが登場しました。
合計3機種。すべて金属製で、かなりの精度を誇ります(0.005mmの移動精度)。
また、レーザーモジュールの出力が500mWから1600mWと大幅にアップしています。これにより、snapmaker2.0では素材のレーザーカットが可能になりました。
公式のレーザーテストの結果がこちら。アクリルは2mm程度の厚みであればカット可能。もちろん木材も切断できます。
これだけできれば世界が広がりますね!
購入
snapmaker公式サイトにて購入可能。なんと今は40%オフほどの値段で予約を受け付けています。すでにクラウドファンディングが成功して事実届いているので、届くか不安になる心配はほぼありません。
外観・パッケージレビュー
ここまでは公式サイトからのデータでしたが、ついに私の手元に2年越しでsnapmaker2.0が届いたので実機レビューしていきます(/・ω・)/
まず外観。外箱は2種類に分かれています。
早速開けるとこんなメッセージが。テンション上がるぜ。
上には「雑誌かな?」と思わせるほどフォトジェニックな組立・使用説明書。これ読んでいて本当に楽しいんです。
さらに下にはsnapmakerの特徴であるモジュラーデザインを代表する3つの軸用フレームが出現。どれも同じなので、xyzどこに使用してもOK。
組立用のツールボックスや、3つの加工モジュールもこんなおしゃれなパッケージに封入。
組立レビュー
まず最初に組み立てるのはベースとなる板。この上に各モジュールをつけていきます。
因みに工具はツールボックスの中に入っているので、自分で買いそろえる必要はありません。
モジュールにはねじ用の穴が付いていて、説明書に沿って組み立てます。
裏面からネジをつけないといけない部分が多いのか難点
そして登場するのがこのスマホみたいなやつ。実際中身はAndroidベース。これを使って操作します。
基本の3つのモジュールと操作端末をセットしたところがこちら
非常に洗練されたデザインで、特別なものを組み立てているんだなという気分にさせてくれます。
各モジュールの電源やデータ線は後ろに縦置きになっているハブに接続したケーブルでやり取りします。
そして最後の目玉がこれ!3つのモジュールです。上から3Dプリント、CND、レーザー加工。
そして3Dプリントモジュールを取り付けたのがこちら!ついに完成です。
因みに印刷用のPLAフィラメント1kgが付属しています。
3Dプリント機能レビュー
デザインや組み立てやすさは素晴らしいですが、3Dプリントの精度や使い心地はどうでしょう。
まずはフィラメントを挿入するところ。画面でスワイプして、温度を設定できます。ここでは初回なので自動で200℃になっていますが、ABS等の高温のフィラメントも使用可能なので、その時はマニュアルで温度を変更します。
Snapmaker2.0には専用のデータ作成・送信ソフトの「snapmaker luban」があり、無料で公開されています!
何と日本語対応。このソフトだけで、3Dプリント、CNC、レーザー加工のデータを作成し、Wi-Fi経由で製造データを投げられます。
PCのソフトからデータを送信すると、画面にこんな表示が。
Yesでデータを受け取り、印刷準備が整います。印刷データはこの端末に残るので、連続で同じものを印刷する場合はPCからの再送付は不要です。
印刷しようとするものがどんな形状か、簡単にプレビューしてくれます。結構便利。
印刷中はベッドやヘッドの温度、それから後何分くらいで印刷が終わるかを表示してくれます。かなりデザインがかっこよく、必要ないのにずっと見てしまいます。
完成したうんこがこちら。
少しピントがあってなくて申し訳ないですが、かなり綺麗にできています。
定位置決まったな。
レーザー加工機能レビュー
基本の使い方は3Dプリントと同じ。ただ違うのは、カメラによる位置合わせとデータの種類です。
レーザー加工ではDXFなどのベクターデータに加え、普通の画像をグレースケール(モノクロ画像)で表現する方法が選べます。
今回は試しにベクターうんこを木の板に刻印してみました。
データを送信する前に、モジュールに付属のカメラが動いて、どの位置に刻印するかを指定できます。画像を撮り忘れたので割愛しますが、かなり便利な機能です。
刻印後の板がこちら。
綺麗にできましたね。このくらいなら2分程度で終わります。
さらにもう少し掘るような加工もできて、例えば私のロゴを刻印してみるとこんな感じになります。
いいですね。立体感も出るので、スタンプ作成にも使えそうです。
まだ試していませんが、2mm程度のアクリルやMDFの切断はできるようです。
まとめ
昔のSurfaceの宣伝文句で「これさえあれば、何もいらない」というのがありましたが、嘘偽りなくそれを実現しているのがsnapmaker2.0だと思います。
今ならSnapmaker2.0販売サイトでかなり割引価格で買えるので、興味を持った方は是非購入してみてください!
これからこの機械を使って様々な工作をしていくので、お楽しみに!twitterにいろいろ上げていきます。
お読みいただきありがとうございました!
目次
一台三役の3Dプリンター!Snapmaker2.0をクラウドファンディングでゲットしたのでレビュー
snapmakerとは
中国の企業が開発した、一台で三つのことができちゃう工作機械です。
近年の物づくりには欠かせない、コンピュータ制御を使った加工がありますよね。
なんと、これらすべてがこの1台で出来てしまいます。オプションなどではなく、製品に最初からこの3つのモジュールが付属しています。
snapmakerはkickstarterでクラウドファンディングを行い、この製品を完成させて支援者のもとへ届け、大きな飛躍を遂げました。今回紹介するのはその後続品であるsnapmaker2.0です。
2.0での変更点
はじめのモデルにはなかった、大きなサイズが登場しました。
合計3機種。すべて金属製で、かなりの精度を誇ります(0.005mmの移動精度)。
また、レーザーモジュールの出力が500mWから1600mWと大幅にアップしています。これにより、snapmaker2.0では素材のレーザーカットが可能になりました。
公式のレーザーテストの結果がこちら。アクリルは2mm程度の厚みであればカット可能。もちろん木材も切断できます。
これだけできれば世界が広がりますね!
購入
snapmaker公式サイトにて購入可能。なんと今は40%オフほどの値段で予約を受け付けています。すでにクラウドファンディングが成功して事実届いているので、届くか不安になる心配はほぼありません。
外観・パッケージレビュー
ここまでは公式サイトからのデータでしたが、ついに私の手元に2年越しでsnapmaker2.0が届いたので実機レビューしていきます(/・ω・)/
まず外観。外箱は2種類に分かれています。
早速開けるとこんなメッセージが。テンション上がるぜ。
上には「雑誌かな?」と思わせるほどフォトジェニックな組立・使用説明書。これ読んでいて本当に楽しいんです。
さらに下にはsnapmakerの特徴であるモジュラーデザインを代表する3つの軸用フレームが出現。どれも同じなので、xyzどこに使用してもOK。
組立用のツールボックスや、3つの加工モジュールもこんなおしゃれなパッケージに封入。
組立レビュー
まず最初に組み立てるのはベースとなる板。この上に各モジュールをつけていきます。
因みに工具はツールボックスの中に入っているので、自分で買いそろえる必要はありません。
モジュールにはねじ用の穴が付いていて、説明書に沿って組み立てます。
裏面からネジをつけないといけない部分が多いのか難点
そして登場するのがこのスマホみたいなやつ。実際中身はAndroidベース。これを使って操作します。
基本の3つのモジュールと操作端末をセットしたところがこちら
非常に洗練されたデザインで、特別なものを組み立てているんだなという気分にさせてくれます。
各モジュールの電源やデータ線は後ろに縦置きになっているハブに接続したケーブルでやり取りします。
そして最後の目玉がこれ!3つのモジュールです。上から3Dプリント、CND、レーザー加工。
そして3Dプリントモジュールを取り付けたのがこちら!ついに完成です。
因みに印刷用のPLAフィラメント1kgが付属しています。
3Dプリント機能レビュー
デザインや組み立てやすさは素晴らしいですが、3Dプリントの精度や使い心地はどうでしょう。
まずはフィラメントを挿入するところ。画面でスワイプして、温度を設定できます。ここでは初回なので自動で200℃になっていますが、ABS等の高温のフィラメントも使用可能なので、その時はマニュアルで温度を変更します。
Snapmaker2.0には専用のデータ作成・送信ソフトの「snapmaker luban」があり、無料で公開されています!
何と日本語対応。このソフトだけで、3Dプリント、CNC、レーザー加工のデータを作成し、Wi-Fi経由で製造データを投げられます。
PCのソフトからデータを送信すると、画面にこんな表示が。
Yesでデータを受け取り、印刷準備が整います。印刷データはこの端末に残るので、連続で同じものを印刷する場合はPCからの再送付は不要です。
印刷しようとするものがどんな形状か、簡単にプレビューしてくれます。結構便利。
印刷中はベッドやヘッドの温度、それから後何分くらいで印刷が終わるかを表示してくれます。かなりデザインがかっこよく、必要ないのにずっと見てしまいます。
完成したうんこがこちら。
少しピントがあってなくて申し訳ないですが、かなり綺麗にできています。
定位置決まったな。
レーザー加工機能レビュー
基本の使い方は3Dプリントと同じ。ただ違うのは、カメラによる位置合わせとデータの種類です。
レーザー加工ではDXFなどのベクターデータに加え、普通の画像をグレースケール(モノクロ画像)で表現する方法が選べます。
今回は試しにベクターうんこを木の板に刻印してみました。
データを送信する前に、モジュールに付属のカメラが動いて、どの位置に刻印するかを指定できます。画像を撮り忘れたので割愛しますが、かなり便利な機能です。
刻印後の板がこちら。
綺麗にできましたね。このくらいなら2分程度で終わります。
さらにもう少し掘るような加工もできて、例えば私のロゴを刻印してみるとこんな感じになります。
いいですね。立体感も出るので、スタンプ作成にも使えそうです。
まだ試していませんが、2mm程度のアクリルやMDFの切断はできるようです。
まとめ
昔のSurfaceの宣伝文句で「これさえあれば、何もいらない」というのがありましたが、嘘偽りなくそれを実現しているのがsnapmaker2.0だと思います。
今ならSnapmaker2.0販売サイトでかなり割引価格で買えるので、興味を持った方は是非購入してみてください!
これからこの機械を使って様々な工作をしていくので、お楽しみに!twitterにいろいろ上げていきます。
お読みいただきありがとうございました!