ダイソーのモバイルバッテリー
出会い
「何か電子工作に使えるものないかな~」とダイソーの電気関連コーナーを見ていたその時…
500円で3000mAh!???
衝動買いしました。スマホ用のモバイルバッテリーはもう持っているのですが、丁度「いちいちACアダプタ刺すの面倒だし、電池で5V出すのも面倒だ」と思っていたので良いと思って買ってしまいました(それを後に後悔するとは知らずに…)
性能
- 出力形式:USB
- 電圧:5V(内部で昇圧)
- バッテリー:リチウムイオン
- 容量:3000mAh
- 充電端子:microUSB
- 付属品:充電ケーブル(USBオス⇔microUSBオス)
- 過充電保護機能あり
付属のUSBケーブルがあれば、充電・給電共にできるようになっています。ただし、充電しながら給電は禁止されているようです。
電子工作用途
「よっしゃ、これで電子工作がもっとポータブルに、時代はIoTだ!」なんて調子に乗りまして、microUSBから電源が取れるモジュールも買ったりしました。
でもいざLEDを点灯させてみようとすると…光らない!
何故だろうと調べてみたら、どうやら過充電保護機能が付いているようです。これは、一定以上の電流が流れていなければ、自動で給電を停止する機能です。電子工作をするには非常に厄介。中を分解してみたいですが、今回はそこまでしません。
荷重電保護機能の発動条件
一体どのくらいの電流がしきい値になっているのかを知るべく、簡単な実験をしてみました。先ず初めの状態では、LEDが2個直列+100Ωの抵抗の、10mA流れるレーンが2つ繋がっており、さらに電源に100Ωの抵抗がつながっています。これには5V/100Ω=50mA流れていますね。よって、合計70mA流れています。
上の動画を見ていただければ分かりますが、LEDのレーンを一つ無効(LEDを抜く)にした数秒後にLEDの点灯が止まりました。つまり、電流が70mAから60mAに減った時に、電流保護機能が「電流、少ないよ」と判断し、自動で停止したわけです。
結論:
70mA以上の電流を使う回路にしか使えない!
なるほど。通常のPICのセンシングなどでは常時70mAも使いませんから、なかなか難しいです。ですが、今はやりのESP32等のWiFiを使うマイコンならば、これぐらいは常時消費します。逆に、sleepモードにしようものなら電源ごと切られてしまいますから、これもやはり通常の電池の方がいいのではないでしょうか。
と、若干ボロクソに書いてしまいましたが、本来の使い方じゃないからね!
因みに、本来の使い方のスマホ充電は普通にできました(どれくらい充電できるかは試していません)。
実はAmazonでも買えるらしい
なにもダイソーに行かなくても、全く同じ商品がAmazonで買えるらしいです。友人に教えてもらいました(もっと早く教えて)。
Amazonで買うと598円ですが、ダイソーなら540円です。Amazonなら家まで届けてくれると考えれば安いですね(プライムに限る)。
ピンバック: USB電源をブレッドボードに刺せるようにする基板を使ってPICを動かす | Wak-tech
70mA ですね。これをクリアできれば動くのですね
便利だ