ESP32でNTPで取得した時間をOLEDディスプレイ「SSD1306」に表示してみた

ESP32でNTPで取得した時間をOLEDディスプレイ「SSD1306」に表示してみた

動いている様子

前提となる記事

ソフトウェア関連

  • windows10 home
  • Arduino 1.8.5
  • ESP32 core for arduino 1.0.0

使用部品

ESP32のピン配置

回路


ソースコード(コピペで動く)

#include <Wire.h>
#include "SSD1306.h" 
#include <HTTPClient.h>
#include <ArduinoJson.h>
#include <stdio.h>

const char* ssid = "YOURSSID";
const char* password =  "YOURPASSWORD";
 
//NTP関連
struct tm timeInfo;
char date[20],hour_minute[20];

SSD1306  display(0x3c, 21, 22);
 
void setup() {
  Serial.begin(115200);
  
  display.init();//SSD1306を初期化
  
  WiFi.begin(ssid, password);
  
  while (WiFi.status() != WL_CONNECTED) {
    delay(1000);
    Serial.println("Connecting to WiFi..");
  }
  Serial.println("Connected to the WiFi network");
  
  configTime(9 * 3600L, 0, "ntp.nict.jp", "time.google.com", "ntp.jst.mfeed.ad.jp");//NTPの設定

}


void show_time(){
  getLocalTime(&timeInfo);//tmオブジェクトのtimeInfoに現在時刻を入れ込む
  sprintf(date, " %04d/%02d/%02d",timeInfo.tm_year + 1900, timeInfo.tm_mon + 1, timeInfo.tm_mday);//日付に変換
  sprintf(hour_minute, "%02d:%02d",timeInfo.tm_hour, timeInfo.tm_min);//時間に変換
  
  display.clear();
  //日付を上の方に表示
  display.setFont(ArialMT_Plain_16);
  display.drawString(0, 0, date);
  //時間を中央に大きく表示
  display.setFont(ArialMT_Plain_24);
  display.drawString(20, 20, hour_minute);
  display.display();
}
 
void loop() {
  if ((WiFi.status() == WL_CONNECTED)) {
    show_time();
    delay(15000);
  }
}

解説

ESP32でネットワーク上から現在時刻を取得する(NTP)ではgetLocalTime()で時間をtimeInfoに入れ込み、成形してシリアル通信で送信しました。
今回はその続きで、そのデータをディスプレイに表示しています。
ディスプレイに表示する部分はすべてshow_time()関数にまとめましたので、今回はその部分を解説します。

文字列データを格納する

sprintf()で日付データをdateに、時間と分をhour_minuteに入れ込んでいます。

sprintf(date, " %04d/%02d/%02d",timeInfo.tm_year + 1900, timeInfo.tm_mon + 1, timeInfo.tm_mday);//日付に変換
sprintf(hour_minute, "%02d:%02d",timeInfo.tm_hour, timeInfo.tm_min);//時間に変換

ディスプレイに表示する

ここからは殆どESP32でOLEDディスプレイ「SSD1306」にHello-world表示してみたと同じです。

まずdisplay.clear()で画面を消します。
次にフォントサイズ16を設定。
そしてdateの情報をx=0,y=0のところに表示します。

    display.clear();
    //日付を上の方に表示
    display.setFont(ArialMT_Plain_16);
    display.drawString(0, 0, date);

次が時計のメインとなる時間と分です。時計がメインなのでフォントサイズを24と大きくしてみました。
(20,20)の位置にhour_minuteの内容を表示すればOKです。
この時点ではバッファにデータが入っているだけなので、display.display()で表示する必要があります。

  //時間を中央に大きく表示
  display.setFont(ArialMT_Plain_24);
  display.drawString(20, 20, hour_minute);
  display.display();

まとめ

今回はNTPサーバーから取得した正確な時刻をディスプレイに表示し、正確な時計を作りました。
delayの時間を1秒にして秒まで表示することも簡単にできますね!

次はこの時計と以前投稿した「ESP32で天気APIから天気情報を取得し、OLEDディスプレイに表示させてみた」を組み合わせて、時間と天気、そして天気予報が見れるお天気ステーションを作ります。お楽しみに。

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