PlatformIOでM5Stick-Cを使う コメントする / ESP32、M5Stick-C、PlatformIO / By わくてく M5Stick-CをPlatformIOで使う際に若干はまったので備忘録として残しておきます。 目次1 参考サイト2 PlatfromIOのインストール3 プロジェクト作成4 M5StickCライブラリのインストール5 テストプログラム6 アップロード6.1 こんな記事もあります! 参考サイト PlatformIO IDEでArduinoを遊ぶ PlatfromIOのインストール PlatformIO IDEでArduinoを遊ぶを参考にインストールします。 プロジェクト作成 PlatformIOではまずプロジェクトを作製する必要があります。 +NewProjectをクリックしてプロジェクトウィザードを開きましょう。 名前は適当に決めて、BoardにM5Stick-Cを指定します。この欄の中で「M5」と打てば候補を出してくれるので、クリックするだけです。 プロジェクトを作り終えると、左のエクスプローラー部分に下図のようなツリーが出現します。これがプロジェクトの中身です。いっぱいあって最初は混乱しますが、src/main.cppがメインとなるプログラムだということが分かればOKです。 次に重要なのがplatfromio.iniというファイル。これはArduinoIDEでいうところのボード設定やアップロード設定で、文字で記入して指定することになります。若干面倒ですが、寧ろコピペすれば他のプロジェクトにも流用できるので後々便利になります。 プロジェクトを作成した状態では、下図のような中身になっているはずです。 M5StickCライブラリのインストール 実はこの時点ではM5Stick-Cは動きません。M5StickC.hが必要だからです。ではインストールしてみましょう。 まずPlatformIOのホームに飛び、Librariesタブをクリックします。その画面でM5StickCと調べ、一番上に出てきたライブラリをクリックしてみます。 下図のようになりました。ここで、Add to Projectをクリックします。 すると、プロジェクト選択画面が出てきます。先程作ったプロジェクトを2段目の選択ボックスで指定します。これでAddをクリック。 すると、自動でplatformio.iniファイルに新たな行「lib_deps」が追加されました。PlatformIOでは、lib_depsにライブラリ名を指定してあげることで、ビルド時にダウンロードしてくれるようです。つまりplatformio.iniファイルを共有すれば、他の人の環境でもビルドできると言うことですね。 テストプログラム それではmain.cppに戻り、以下のプログラムをコピペして入れてみましょう。 #include <M5StickC.h> void setup() { M5.begin(); M5.Lcd.fillScreen(BLUE); M5.Lcd.print("Hello world"); Serial.begin(115200); } void loop() { M5.update(); } 単純にLCDの色を変えてHello worldするだけのプログラムです。 アップロード これをビルドしてアップロードするわけですが、この時に環境を選んであげなければいけません。環境というのは、platformio.iniファイルに書いてある[env:m5stick-c]の事です。同じプロジェクト内でも複数のビルド・書き込み条件を指定できます。 画面下の一番右にあるフォルダマークをクリックし、環境を選択しましょう。私の場合はプロジェクト名をM5sticktestにしたので下図のように表示されています。 この状態で、同じバー内にあるチェックマークを押してビルドします。 ビルド後は→マークをクリックし、ボードへ書き込みます。ポートは勝手に探してくれるようです。 書き込みが成功すると、以下のような表示がターミナルに表示されます。 こんな記事もあります!【PlatformIO】ESP32(M5Stick-C)のOTAとBLEを同時に使うPlatformIOでESP32(M5Stick-C)のOTA機能を使うPlatformIOへLovyanGFXをインストールする(M5Stick-C)M5Stick-Cに画像を表示する
M5Stick-CをPlatformIOで使う際に若干はまったので備忘録として残しておきます。
目次
参考サイト
PlatformIO IDEでArduinoを遊ぶ
PlatfromIOのインストール
PlatformIO IDEでArduinoを遊ぶを参考にインストールします。
プロジェクト作成
PlatformIOではまずプロジェクトを作製する必要があります。
+NewProjectをクリックしてプロジェクトウィザードを開きましょう。
名前は適当に決めて、BoardにM5Stick-Cを指定します。この欄の中で「M5」と打てば候補を出してくれるので、クリックするだけです。
プロジェクトを作り終えると、左のエクスプローラー部分に下図のようなツリーが出現します。これがプロジェクトの中身です。いっぱいあって最初は混乱しますが、src/main.cppがメインとなるプログラムだということが分かればOKです。
次に重要なのがplatfromio.iniというファイル。これはArduinoIDEでいうところのボード設定やアップロード設定で、文字で記入して指定することになります。若干面倒ですが、寧ろコピペすれば他のプロジェクトにも流用できるので後々便利になります。
プロジェクトを作成した状態では、下図のような中身になっているはずです。
M5StickCライブラリのインストール
実はこの時点ではM5Stick-Cは動きません。M5StickC.hが必要だからです。ではインストールしてみましょう。
まずPlatformIOのホームに飛び、Librariesタブをクリックします。その画面でM5StickCと調べ、一番上に出てきたライブラリをクリックしてみます。
下図のようになりました。ここで、Add to Projectをクリックします。
すると、プロジェクト選択画面が出てきます。先程作ったプロジェクトを2段目の選択ボックスで指定します。これでAddをクリック。
すると、自動でplatformio.iniファイルに新たな行「lib_deps」が追加されました。PlatformIOでは、lib_depsにライブラリ名を指定してあげることで、ビルド時にダウンロードしてくれるようです。つまりplatformio.iniファイルを共有すれば、他の人の環境でもビルドできると言うことですね。
テストプログラム
それではmain.cppに戻り、以下のプログラムをコピペして入れてみましょう。
単純にLCDの色を変えてHello worldするだけのプログラムです。
アップロード
これをビルドしてアップロードするわけですが、この時に環境を選んであげなければいけません。環境というのは、platformio.iniファイルに書いてある[env:m5stick-c]の事です。同じプロジェクト内でも複数のビルド・書き込み条件を指定できます。
画面下の一番右にあるフォルダマークをクリックし、環境を選択しましょう。私の場合はプロジェクト名をM5sticktestにしたので下図のように表示されています。
この状態で、同じバー内にあるチェックマークを押してビルドします。
ビルド後は→マークをクリックし、ボードへ書き込みます。ポートは勝手に探してくれるようです。
書き込みが成功すると、以下のような表示がターミナルに表示されます。