USB電源をブレッドボードに刺せるようにする基板を使ってPICを動かす

PICマイコンの電源

PICマイコンは1.8~5 Vの電源電圧で動くことが多く,基本的に乾電池2本でも作動することができます。しかし,乾電池は電圧がだんだん下がるなどで安定しません。かといってこちらの記事のようにACアダプタから電源をとると,安定はしますがかさばります。

そこでお勧めしたいのがUSBから電源をとる方法です。USBは規格として5V出力になっていますので,安定して動作できますし,何より汎用的で小型なUSBポートから電源をとれることが魅力的です。今回はUSBケーブルを挿して電源に変換するボードを紹介します。

USBを電源に変換するボード

お勧めはDIP5ピンに変換できるこちらのボードです。399円と安いのも魅力。

ピンヘッダははんだ付けされてない状態で届くので,はんだ付けしましょう。実際に付けてみたものがこちらです。



PICマイコンに繋げてみた

それではPICに電源を供給しましょう。このボードの両端にあるGNDとVCCをそれぞれ0V,5Vとして使います。これは印字されているので分かりやすいかと思います。

電源はPCのUSBポートから取っています。実際にPICが動いている様子


回路はPICマイコンのLED点滅プログラムを1から書いてみるのLEDがRA1に繋がっていたところをRC4に繋げ換えたものです。十分動作していますね。

モバイルバッテリーから電源をとる

USBですから,当然モバイルバッテリーから電源をとることができます。しかし,たいていのモバイルバッテリーには誤動作防止機能が付いていて,規定値よりも少ない電流が流れているときは自動で電源供給が止まるようになっています。500円のモバイルバッテリーでもその機能が付いています(ダイソーの3000mAhでたった500円のモバイルバッテリーを電子工作に使ってみた(検証あり)

ですが,cheeroが電子工作などの微弱な電流で動作する機器でも保護機能が働かないようなCHE-061という商品を出しています。

どこでも動作できるようなデバイスを作りたい場合は,こちらのモバイルバッテリーを買いましょう。

以上です。お読みいただきありがとうございました!

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