Maker Faire Tokyo 2018レポート【前半】

Maker faireとは

O’REILLYが主催している、Makerのためのお祭りです。各団体が机を並べて作ったものを並べているので、雰囲気としてはコミケに似ていますね。場所もビッグサイトです。

毎年東京で開催していますが、他の国でも広く開催されているようです。詳しくはこちら。

Maker Faire Tokyo 2018レポート

私はほとんどのブースを見て回りましたが、その中でも個人的に面白いなと思ったものをご紹介します(来年は作る側に回りたい)。

入口の看板

入口の看板です(それはそう)。もうこの時点でテンション爆上がり。一人で行ったのに。2つのホールが使われています。

化学式神経衰弱

電子工作系が多いMaker Faireですが、まずは知育玩具的なこちらを紹介。物質名の書かれたカードと、その化学式がかかれたカードのペアがそれぞれ別になっています。これを並べて神経衰弱にしてしまおうというアイデアです。素晴らしい。ツイートにも書いてありますが、大学で扱うような複雑な構造式や物質などを簡単に追加できるので、どのレベルの人も楽しめる内容になっています!

原石水晶発振器

こちらは見ての通り水晶発振器です。…ん?こんなに見てわかるほど水晶だったっけ??

こちらはご年配ながらも非常にパワフルな方々が出されていた作品。もう電子回路・部品への愛が溢れんばかりに伝わってきますね。家に欲しい。

[amazon_long]

SONYのハイレゾ再生可能なマイコン「SPRESENSE」

ハイレゾが再生できるだけでなく、今後発売予定のカメラモジュールやLTEモジュール、WiFiモジュールにも対応予定とのこと。

その中でも私が気になったのは100km以上の見通し距離を持つLPWA対応という部分。下記ツイートをご覧ください。

LPWAは現時点でもありますが、せいぜい数十キロ。そんな中ソニーは100km以上も離れているところと通信できる独自技術を開発。実際にSONYのLPWAのページを見てみると、山から送った気圧のデータを直接100km以上離れたところへ送信、そして受信させています。すごすぎる。このマイコンと電池を持って山に登れば、常にいる場所が検知できて遭難しにくくなる、なんてこともあるかもしれません。応用は無限大です。

自作ThinkPadキーボード

最近は自作キーボード界隈が熱いですが、まさかThinkPadの特徴的なキーボードを作ってしまうとは…

MINDSTORMS EV3 で電子オルゴール

こちらは半電子オルゴールとも呼ぶべきでしょうか。EV3のカラーセンサーの値を読み取り、その色に応じて音を変えています。この色のついたブロックがキャタピラで回っているので、同じ曲を繰り返すことができる構造。まさにオルゴールです。

人の言葉を覚える鳥「Qちゃん」

この動画をとった時だけ動作が悪かったんです。その後お話を聞いているときはちゃんと動いていました。

こちらは言った言葉を覚えてくれる鳥。それぐらいなら確かに今のスマートスピーカーにもできるとは思いますが、このQちゃんが違うのは言った言葉がウケたかどうか判定して、学習する点。面白いことを言ったときに評価する感圧センサがついており、そこを触るとその言葉を発しやすくなります。もうペットの調教ですね。これにより、ただ言葉を返すよくあるロボットではなく、その家にしかない特徴を持ったQちゃんが出来上がるというわけです。欲しい。売ってくれ。

[amazon]

ちょっと長くなったので前半後半に分けます。後半はこちら

「Maker Faire Tokyo 2018レポート【前半】」に2件のコメントがあります

  1. ピンバック: Maker Faire Tokyo 2018レポート【後半】 | Wak-tech

  2. ピンバック: MakerFaireTokyo2018で秋月電子のお楽しみ袋買ってみた | Wak-tech

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です